嗚呼、研修医生活
(2011年5月15日 17:50)
どーも。こんにちわ。
札幌東徳洲会病院の研修医一年目小笠原です。今、総合診療部をまわらせてもらっております。

研修医になってすごく思うのは、大学を卒業しても、国試に受かっても、本当の意味で医者になるのはまだまだ先のことなんだなということです。大学生活後半、毎日ひーひー言いながら図書館に通って国試の勉強をしてお勉強していた訳ですけれども、研修医になってから役に立ったことなんて今のところほんの一握りのような気がします。現場で行われていることってほとんど、試験勉強の中には出てこないんですよねー。そのギャップに毎日驚かされています。例えば、薬の名前がそう。恥ずかしながら、大学生時代は不真面目に経過したために病棟で普通に飛び交っている薬の名前もほとんどわかりません。いちいち今日の治療薬で調べています。ドパミン=イノバンとかね。

輸液とか患者さんの 栄養/水分 の管理も結構自分の課題だったりします。患者さんの体格や年齢やおしっこやBUN/Creをみて、
「脱水なのかなー。どのくらい補正したらいいのかなー。何を入れたらいいのかなー。心機能はどうかなー。どのくらいのスピードで入れたらいいのかなー。」
とか考えているとそれだけで結構時間がかかるんですよね。次から次へと舞い込む仕事に本を開く余裕もなかったりします。

栄養に関してもそう。レナウェルA テルミール CZ−Hiとか今まで全然勉強したことないし、それぞれの特性やどんなときに使えばいいのかもいまいちつかめていないです。

言い出したら、きりがないのでこの辺にしておきますが、とにかく、やることは山ほどあります。本当の意味で医師になるには大学卒業後も不断の努力が必要なんだと日々感じている次第です。ではまた。