ママチャリレースに参加しました

2013年06月27日

こんにちは、研修医の小舘です。

先週末、僕らは札幌のモエレ沼公園で行われたママチャリ耐久レースなるものに参加してきました。
毎年の医局の恒例行事の一つで、200チームが参加する規模の大きい大会です。
モエレ沼公園内の一周3.5kmのコースを走ります。

競技時間は4時間。周数制限なし、エンドレスというのは、現地に到着してから初めて知りました...
僕たちはまったく練習をしていないので、チームの成績は気にしません。

気にするのは、そう、だれが一番速くママチャリを漕げるのかということです。
日々の業務に疲れた研修医、医局の上級医が最速の名誉をかけてハイテンションで自転車をこぎます。
まず1周を全力で漕いだ後は各々休憩をはさみます。1時間爆睡したあとの2週目はさらに速くなります。

image.jpeg
今年の医局最速は一年次研修医 野呂くんでした。一周7分6秒。僕より全然速かったです。
image (2).jpeg
上級医の先生方も忙しい中参加してくださいました。
走り終わったあとの集合写真です。久々に運動したので全員すっきりしたいい笑顔です。
僕も楽しかったです。是非また来年も参加したいと思います。

ママチャリ集合

真にためになるレクチャーとは

2013年06月25日


研修医向けのレクチャーが多く企画されていると、なんだかいい研修ができそうな気がします。しかし、Learning Pyramidの考え方によると、読んだり聞いたりした時の記憶の定着率は1割程度であり、実際に行うことや他人に教えることで7-9割まで上がるそうです。どんなに素晴らしいレクチャーでも、「そう言えば、この間レクチャーでやってましたね、何でしたっけ」というリアクションは珍しくありません。結局他人事なんですね。そもそも、講義を受けて力がつくなら、朝から晩まで講義を受けている学生が最強なのではないでしょうか。

とは言え、知識の整理と標準化という点において、レクチャーは効率的です。3月に来月からは2年生となる1年生が集まり、こういうことを先に知りたかった、という内容をテーマとして決めていきます。レクチャーのメインのspeakerは2年生で、1年前に知っておきたかったという思いで話します。指導医がペアでつくことで質を保証し、適宜コメントをつけますが、実は一番勉強になるのはその日のspeakerです。大変ではあるけれど、教えることで定着9割としつつ、日々の実践で7割の定着をしていきます。最大の先生は患者さん、そこに柱を作っていくのが「コアレクチャー」です。


R0013308.jpg
研修医が喋ります

R0013294.jpg
総合診療部カンファ 1年目、2年目、指導医の屋根瓦です

精神科研修

2013年06月14日

みなさんお久しぶりです。よく顔面についていじられる(特に同期に)二年目の高橋です。
ここ数日いい天気が続いていましたが、今日は少し涼しいですね。暑さの苦手な僕にとってはこれくらいが過ごしやすいです。

さて、今月始めより僕は東徳洲会病院を離れて札幌佐藤病院にて精神科研修を行っています。
実際に認知症や感情障害・統合失調症の患者さんと触れ合うだけでなく、指導医や薬剤師・コメディカルの方々からさまざまな指導を受けたり、質問をさせていただくこともでき、非常に有意義な研修をさせていただいています。

さて、当院では本日、第42回体育祭が行われています!
DSC_0190.jpg







DSC_0191.jpg


























あいにくの天気ではありますが、会場は院内5階の体育館なので大きな問題にはなりません。
入院中の方には基本動作の自立している方もいれば自分で歩いたりすることが難しい方もいますが、みなさんが種目ごとに競い合って汗を流していました。

DSC_0192.jpgのサムネール画像






(最終種目の玉入れ前の得点。勝敗は玉入れ次第です!)


僕も職員・家族競技のパン食い競争に参加させていただき、とても有意義な時間を過ごすことができました。
(写真撮ってもらえばよかった...)
当院ではこの他にも、患者さん個人の状態に合わせてさまざまなリハビリのプログラムが組まれ行われており、患者さんも楽しく参加されております。このような機会を増やし、人との触れ合いを作ることも社会復帰への大切な要素になるのだと感じました。
精神科研修も残り半分になりますが、より多くのことを吸収し、来月以降の研修へつなげていきたいと思います。
第1回EZO-GIMERについて

2013年06月13日


救急や総合内科を志望する学生、初期研修医は少なくありませんが、実際の救急医、総合内科医が身近にいないというのが実際ではないでしょうか。


日本の救急、総合内科の先駆者である寺澤秀一先生を、福井からお招きします。それを機に、北海道内で働く救急、総合内科の先生方に声をかけて、明日からすぐに現場で役立つレクチャーをしていただく企画を救急科で立てました。


一つには、勉強という意味ですが、一つには、実際にこういう人が、こういう救急、総合内科の仕事をしているんだということを知って欲しい、さらにもう一つには、同じ志を持つ仲間がこんなにいるということを感じて欲しい、そういう狙いを持っています。


学生さんにとっては貴重な夏休みの時間かもしれませんが、これだけの話ができる講師が揃う場面はめったにないと自負しています。将来救急、総合内科を志す人にも、またそうでなくても北海道で働く限りは、地方で全科当直から逃れられる人は少ないでしょう。どうぞ、ふるってご参加下さい。


東徳洲会セミナーポスター.jpg

レジナビフェアin東京 2013

2013年06月13日

レジナビフェアin東京 2013の特別企画 スペシャル講演に当院の救急科 松田知倫医長がパネラーとして参加しますので、是非ご参加ください。

また当院も「北海道ブース」から出展します。

日時 2013年7月14日(日) 10:00 ~ 17:00

会場 東京ビッグサイト 東4・5ホール

◆タイトル:「安全な救急研修のためにできること」
◆座長:志賀 隆 先生(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急部長)
◆パネラー:松田 知倫 先生(札幌東徳洲会病院)、西川 佳友 先生(トヨタ記念病院)、佐藤 朝之 先生(市立札幌病院)
◆講演時間:13:00~14:00
◆定員:100名 ※先着順

みなさんは「安全な救急研修のためにできること」といえば何を思い浮かべますか?
どんな研修施設に行っても役に立つ、救急研修の心得を伝授いたします!

座長やパネラーの先生方が診てこられた症例の中からいくつかの症例をご紹介いただき、問題点や、どのように診断すべきかを一緒に考えるパネルディスカッションです♪

詳しくはこちら

   ↓

http://www.residentnavi.com/rnfair/details.php?smno_id=10298

当院単独の臨床研修説明会を開催します!

2013年06月12日

当院単独の臨床研修説明会を旭川と札幌で開催致します。

【旭川会場】

(日時) 平成25年6月26日【水】

(会場) 旭川グランドホテル 

(交通費・旭川会場のみ) タクシー代を上限1,000円まで支給致します。必ず領収書を持参してください。出来るだけ乗合で来てください。

【札幌会場】

(日時) 平成25年6月28日(金)

(会場) 札幌グランドホテル

【旭川・札幌両会場】

19時00分~19時30分 説明会 

(当院の研修内容を詳しく説明します。プレゼンターは大学の先輩研修医です)

(救急科 松田医長から救急についての全般的なレクチャーを致します)

19時30分~ 21時00分 懇親会

【事前の申し込みは必要ありません】

【会費】 無料です・軽装でお越し下さい

(2次会)2次会も予定しています。説明会に参加できない学生の方は2次会から参加してください。

会場は未定ですので、参加ご希望の方は事務担当者(永井)まで連絡をお願いします。090-2877-5603

 

 

旭川医大.jpg北大・札医.jpg 

 

 

当院のマッチング情報

2013年06月12日


学生さんから「東徳洲会って結構倍率高いんですよね」「自分なんかどうせ無理だと思って」という話を聞くことがたまにあります。平成20年から6年連続フルマッチではありますが、何をもって高いと考えるかは人それぞれでしょう。受ける病院が1つだけという学生さんもそういないと思います。

データは下記の通りですが、受験者数に対する定員は2倍から2.5倍以下、中間発表の1位の数では同数ないし1-2名多いという程度です。興味があるのであれば最初から諦めるほどではないのでは、と個人的には考えます。噂だけではなく見学に来て、現場で働く研修医を実際に見てもらえたら幸いです。
文責:研修委員長 松田知倫   

問い合わせ:医師・研修医対策室 事務担当 永井司
nagai@higashi-tokushukai.or.jp

マッチング.jpg
当院のマッチング定員、受験者数など

実録 救急外来24時

2013年06月11日

(少々患者背景などを変更しています)

「先生、Murphy陽性という触れ込みで来た患者さんなんですが」
「胆のう炎ぽいのかい?」
「実はMcBurneyも陽性なんです」
「何、アッペっぽいわけ?」
「エコーで水腎かどうか見て下さい」
「そっちかよ」
「やっぱり穿孔だったら恐いので造影CTを」
「穿孔だったら何だって?」
「いえ、消化管穿孔の疑いがある・・・・いや、ないです」
「腹部は固くなく、反跳痛なく、tapping painもなく、筋性防御もなくて、踵もどんどん落とせると一通り確認したとは、さすがだね」
「えぇ、まぁ、そ、そんなとこです」
「ところで診察したけど、このMurphy陽性の人は尿管結石でいいと思うよ。座薬入れておこうか」
「ボルタレンでいいですか」
「いいよ、何ミリ使うの?」
「体格と年齢から考えて、ボルタレン50mlにします」
「いや、50mgだから」


「先生、この左脇腹痛の患者さんなんですが」
「さっきの人と同じく石でいいわけ?」
「CVA叩打痛は左で陽性で」
「いいじゃないの」
「左上腹部痛も軽度あって」
「後腹膜にある腎を前から押して圧痛があるのは考えづらいよね」
「尿が出ないというので、待ってる間に採血をしてみるとアミラーゼが」
「感度8割だから、アミラーゼが正常だから膵炎は否定的です、とは言えないけど、上がってるならラッキーじゃないの」
「じゃぁ、消化器コンサルトでいいですか」
「CT撮ろうよ」
「わかりました、説明して造影の同意書もらってきます」
「それで、黄疸はあるわけ?」
「確か、この人は、なかったような」
「それって実は見てないだろ」
「今見ます」
「胆石膵炎ならERCPになるから、胆道系とか黄疸とか見たいよね」
「そうなんですよね、今言おうと思ってたんですよ」
「で、薬剤性とかアルコール性とか、問診としては何っぽいの?」
「確か、この人は、えっと」
「今聞いてないのは別にいいから、これから聞いて来いよ」


R0013278.jpg
きれいなお姉さん(手前)は、最近オウム返しを覚えました

R0013285.jpg
オウム返しをする相手は、患者さんではなく指導医です。マスクをします。

SENCE vol.2 を開催します!

2013年06月10日

札幌東徳洲会病院救急科がお届けする研修医のための神経救急のセンス(第2回)を磨くトレーニングコースを開催します。

医学生の方も大歓迎です!

お申し込みは下記まで。

医師・研修医対策室 事務担当 永井司

nagai@higashi-tokushukai.or.jp

 

 

 

 

3.JPG 

一年次研修医佐藤です。

2013年06月01日

こんにちは、初めまして。
 
入職から今週までの二ヶ月間、麻酔科で優しい上級医の先生方と優しい優しい術場の看護師さんに囲まれて、時にはど突かれつつもたくさんのことを学ばせていただきました。本当にお世話になりました。
さて、もはや先週の話ですが、上級医に連れられて札幌ニトリ文化ホールで行われた第60回麻酔科学会に我々麻酔科ローテートの研修医も連れて行っていただきました。
DSC_0366.JPG写真は同じく麻酔科研修医伊藤くん。いい顔してますね。

研修医向けの企画もあり、他の病院の同期にも会うことができとても充実した時間を過ごすことが出来ました。
 
その帰り道、最寄り駅まで行く間に久しぶりに大通り公園を通ると辺りは緑に溢れていました。

DSC_0367.JPG雪国札幌ももうすっかり初夏ですね。

一年目研修医 佐藤逸美