押忍、IBDセンター。
(2012年7月 9日 01:05)
押忍、二年次研修医のうち、お金を使う道がなく貯金がたまっていると思われている奴、長島です。
いやいや、僕だって本以外にも買い物するんですよ。通信販売とかやりますし。
最近買って気になっているのがこれです。
DSCF2513.JPG(苦情が来たら速攻で消します。逃げ足は速い方です。)
早く、排水溝に装着してみたいです。よくわかりませんが「抗菌加工」、「特許申請済み」らしいです。

先月、僕はIBDセンターをローテートしました。
IBDとは炎症性腸疾患のことで、inflammatory bowel diseaseの略です。主に、潰瘍性大腸炎やクローン病を指します。
IBDは未だ治療が困難な疾患の一つで、かつ、比較的若年で発症するために、仕事や学業に影響することが多い疾患です。
一カ月しかローテートしませんでしたが、IBDはすごく難しい疾患で、当院IBDセンターの先生方が日々奮闘されていることがよく分かりました。
IBDの治療の一つに、経腸栄養というものがあります。経鼻チューブを入れて摂取するのですが、患者さんの気持ちを少しでも理解するために僕も福田先生と一緒にやってみました。(チューブは放射線科から頂戴しました。Yさんに「給料から天引きですよ」と言われました。(泣))
DSCF2510.JPG(8Frチューブです。福田先生は撮影中。)
正直、地獄のような苦しみでした。何度もせき込み、涙・鼻水をたらしながら、5度目のトライでやっと入りました。入れた後、少しは改善するものの、チューブが入っている感覚は残り、大変でした。
早速投与開始。
DSCF2506.JPG
(実際はポンプを用います。二人の悪そうな顔を見てください。)
DSCF2503.JPG(って、ラーメンを投与するのかよ!!)
すごくお腹が暖かくなりました。
この翌週、上部内視鏡(胃カメラ)も、三年目研修医のDr.Sにしていただきました。こちらも、すごく辛かったです。

結論としては、患者さんのことを思い検査・治療をすることは大事ですが、苦痛を伴うものもあるので、患者さんの気持ちを慮ることが重要であることを改めて学びました。「患者さんの気持ちがわかるように」とよく言われますが、とても大事なことですね。

これからも研修中、いろいろなことにトライしてみたいと思います。