ワーキンググループ会議
(2014年2月25日 12:34)

厚生労働省が認定している臨床研修病院には研修管理委員会を設置しています。

この委員会は、病院における卒後臨床研修の実施計画、研修医の採用と修了認定、指導医・研修医の評価など、卒後臨床研修を円滑に実施できることを目的としています。委員会のメンバーは研修管理委員長・プログラム責任者、当院の指導医、事務担当者をはじめ外部委員、協力型研修病院の研修実施責任者総勢63名で構成されています。

当院ではこの下部組織として「研修委員会ワーキンググループ」という組織も置いています。構成員はプログラム責任者、研修委員長、研修副委員長、1、2年次の研修医代表、事務担当者とごく少数のメンバーで会議を定期的に開催しています。このグループ会議の利点は事前に議題を準備し本体の研修管理委員会の会議を円滑に進める事はもちろんですが、研修医からの意見や要望をこの場でしっかりと聞く事です。

本体の委員会にも研修医は参加しますが、院長はじめ指導医も沢山いて、本音も言えないのが現実です。そこで、このワーキンググループで出た研修医の意見を委員会で議論しやすいようにする事がとても大事なのです。

昨日も会議を開催しましたが、「当直回数」「レクチャーについて」「サマリー記載」「紹介状の返事」「夏休み取得について」「症例検討会の司会進行について」等々結構きめ細かく議論をいたします。

会議はコンセンサスの一致が重要でこのワーキンググループはそれを心がけています。17名の初期研修医がより良い環境で研修出来ているのには、陰で色々な人たちが努力していることを忘れないで欲しいものです。