言葉、難し
(2016年5月 5日 14:41)
一年次研修医、住吉です。

世間は賑やか、カレンダーに赤字の並ぶゴールデンウィーク真っ最中。観光客も増え、外はお祭り騒ぎでしょうか。我々研修医は、そんな時こそ札幌の平和をお祈りしているところです。

入職から1か月経ち、少しは仕事に慣れ、しかしミスもして、また同期の成長、知識の差があると焦る、そんな感じで1年次研修医は過ごしているところです。

先日のこと。

80代女性が言うには、「お腹がにやにやする」と。
病歴からどのような疾患か見極めるのが我々の仕事。私はこのとき、意味が分からず、

「ワライダケでも食べましたか」

といった食事歴を聞こうかどうか迷いました。
そこで看護師長様が一言。

「お腹がにやにやするとは、腹部不快感ととってください。」

なるほど。徳島県で育った私は、北海道の言葉をまるで知りません。札幌はほぼほぼ標準語なのですが、やはり方言はあるのです。

「こわい」といえば、パニックではなく、疲れたの意味ですし、「サビオ」といえばバンドエイドのこと。

病院にいらっしゃる患者はやはり高齢のかたが多く、これからも方言にも気を付けて、問診しなければ、と思うのでした。

ではまた。


追伸1
今回は以下サイト参考に致しました。





追伸2
救急科民谷先生と一年次研修医、高島先生、片山先生

tamiya.JPGのサムネール画像


追伸3
ワライダケ=Panaeolus papilionaceus
シロシビン含んでおり所持するだけで麻薬及び向精神薬取締法に引っかかる。