桃栗三年柿八年
(2016年7月 8日 18:36)
桃栗三年柿八年。物事を成就させるのには何はともあれ時間がかかるのだと。それにくらべてなんと短し、2年の初期研修。
...いや、実際はそんなことはおもってなくて、一日一日長いの短いのだの言っていたら7月に突入したな、といったところです。
桃。実は私、桃とかキウイとか、食べるとのどからじんましんが出ちゃう、いわゆるアレルギー体質なのです。今日はそんなお話をば。
一年次研修医、住吉です。
ある日の総合診療部カンファレンス。月曜日と水曜日は感染症、総合診療医の岸田Drに患者の紹介、方針などのプレゼンをします。そんなとき、主訴は全然関係ないのだけれど、【アレルギー】の欄に、「もも、さくらんぼ」と記載された患者。それを見て岸田Drが一言。
「アレルギーに、もも、さくらんぼってだけで一つ疾患決まるんだけど...先生たちわかる?」
わからん。ご教示いただいたところ、「口腔アレルギー症候群」だとのこと。わからん。
果物、野菜など食べると、直接触れたくちびるや舌、のどの奥がかゆくなったり腫れたりすると。それだけならまだいいのですが、抗原交差反応よくおこすことが有名で、医療用手袋に使われているゴム、ラテックスアレルギーおこすケースが知られているとのこと。そういやどこかの予備校講師がそんなこと言ってたような気がするなー。
...むむむ。なんか身におぼえがあるぞ。
そうです。住吉、桃、キウイにアレルギーあるしこれじゃねーのか。。
幸いラテックスは使ってもなんともないのでよかったです。ヘイヘーイ!
しかしながらまだ話は終わりません。
口腔アレルギー症候群は抗原交差反応おこしまくりで、ある同じグループでも交差反応起こすことが知られています。
なるほど。まーどうでもいいか。リンゴもナシも、たべてもなんともナシですし。
花粉症にもなったことないからな。
...むむむ。シラカンバ花粉ってなんだ?
wikipediaより。
シラカンバ
北海道を中心に患者数が多いだと。。。なんてこった!やばいやばい!花粉症しらずのすみよしなのについにやられちゃう!!!
...むむむ。そういや花粉症って花粉吸いすぎるとなるんだっけ。僕、家と病院の往復しかしてねーから全然平気だ!!!やったーー!!
そういうわけで、全国の口腔アレルギー症候群の医学生へ。当院の研修ならシラカバ花粉症も怖くないのでおこしやす!
ではまた。
追伸1 今回は以下のサイト参考に致しました
追伸2 誇張表現しました。僕たちも飲みに行く時間くらいあります。