北海道胆振東部地震

2018年10月18日

みなさまお久しぶりです。
1年次研修医の和田卓也です。
久しく更新がなく、和田はどうなっているのか。
福田先生にいたっては生きているのか。
といった声もちらほら聞こえてまいります。

研修医旅行@ニセコがあまりにも盛り上がり、
そろそろブログに書かねばと思っていた矢先でした。。。
北海道胆振東部地震が当院を襲いました。

札幌市東区でも震度6弱を観測。
僕はその瞬間まさに当直中でした。
救急隊からのホットラインが鳴り響き、
病院職員もぞくぞくと集まり災害対策本部が立ち上がりました。

北海道全域が停電するという非常事態の中、
当院も非常用発電機への切り替えがうまく行われず、
普段の1割ほどの電力しか使えない状態での診療を余儀なくされました。

我々研修医は通常の各科での研修を一時中断し、
3交代制で救急外来に専念しました。

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インフラの整わない中での診療は、日々の診療とは異なり全てが手探り状態でした。
皆で力を合わせて結果的になんとか乗り切れたのではないかと思います。

救急に強い病院 ≠ 災害に強い病院 であり、
≠ を = にする努力をしていかなければならないと共有しました。


幸いにして、札幌の街は余震もほぼなくなり、平穏な日々を取り戻したように感じます。
これからも皆様が忘れたころにブログを更新できるよう頑張ります。


追伸1)
本日、来年度のマッチング結果が発表されました。
当院は11人フルマッチしたようです!!
僕の知る限り、みなさんしっかりして頼もしい人ばかりですね。
来年が楽しみです!
あと半年、僕らもまだまだパワーアップせねば。

追伸2)
ブログ係の和田、福田ともに元気に生きております。
しかし僕ら道外勢、北海道の寒さにやられ気味です。
まだ10月やん!!
僕は早くも暖房のスイッチを入れました。
みなさま体調にはくれぐれもお気を付けください。
2018.9.23-24  AMLSコース@札幌東徳洲会病院

2018年10月02日

このブログを見ていただいている皆さん、初めまして。札幌東徳洲会病院1年次研修医の神林諒(カンバヤシマコト)と申します!旭川市出身ですが、大学は札幌医大でございます。月に一度できるかどうかのソフトテニスを糧に張り切って研修医やっております!

 

 普段ブログを書いている和田先生や福田先生に代わり、当院で開催されたAMLSコースに参加してきましたのでご紹介したいと思います。

 AMLSコースとはAdvanced Medical Life Supportの略で、アメリカ合衆国のparamedicを養成するためのコースです。救急隊が現場に到着してから病院に搬送するまでの短い間に適切なアセスメントを行い、迅速に対応する能力を養うことを目的としています。

 

 当院研修医から僕を含め4人が参加。半年間救急外来で培った経験を活かして各シナリオに挑みました。循環器系から中毒まで幅広い分野のシナリオを2日間かけてトレーニング。その甲斐あってか無事に全員が試験を突破し認定証を受け取りました。

 

 僕たち研修医は日々多くの救急車を受け入れ、診療にあたっています。そこで培った経験にプラスしてAMLSのような知識とトレーニングがあることでよりレベルの高い診療ができるように研鑽を積んでいます。ただ数だけをこなすだけじゃない当院の救急外来を是非一度見学に来ていただければ幸いです。

 

 次回は和田先生、福田先生から仕事以外の面が聞けるかもしれません。こうご期待!

 

 

1年次研修医 神林諒

 

*paramedic:米国などにおける高度な救命・緊急医療処置が可能である救急隊員のこと。


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