地域医療研修 in 皆野 ~Part1「地域研修医、麻酔をかける」~
(2012年5月20日 23:52)

久し振りにブログ投稿しました。2年目研修医の郭です。皆野に来てからほぼ2カ月経ちますが、

ネタばかりたまって殆どUPしていなかったので(と言っても大して写真を撮っているわけではありませんが)、

連載形式にして少しずつ、地域医療研修の様子を紹介して行きたいと思います。

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皆野病院の手術室です。思ったよりずっと綺麗でビックリしました!!かなり快適な空間です(笑)

皆野病院には手術室が2室あって、毎週火曜日、金曜日に外科と整形外科の手術があります。

うちには外科の常勤の先生が二人いるので、大抵の外科の手術は出来てしまうのです!!

と言うわけで、必然的に2年目研修医は麻酔担当となるわけです。

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この日の手術は腹腔鏡下胆嚢摘出術です。術者の左側が山下院長、右が外科の霜田先生です。

雰囲気が百戦錬磨の猛者と言った感じの方々です。奥に居るのが僕です。

ここで麻酔をかける時に一番困ったのは、筋弛緩薬のエスラックスがないことでした。

マスキュラックスしかないのです。使ったことないぞ~!!てなわけで、初めての麻酔ではいきなり未体験ゾーン突入でした。

と言ってもここは地域の病院、麻酔をかける先生は他にいないので、やるしかないのです(笑)

 今はだいぶ慣れましたが。意外と流れは変わらなかったので安心しました。

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時には緊急手術をすることもあります。当然麻酔は2年目研修医です。

2カ月の間に1例、消化管穿孔の症例でした。今までで一番緊張した麻酔でした。

去年の麻酔科研修の時と違い、後ろ盾はいないのです。

まさに地域医療の醍醐味と言った感じです。数少ない貴重な経験をさせて頂きました。

以上、地域医療研修 in 皆野、Part1でした~。