真にためになるレクチャーとは
(2013年6月25日 14:51)

研修医向けのレクチャーが多く企画されていると、なんだかいい研修ができそうな気がします。しかし、Learning Pyramidの考え方によると、読んだり聞いたりした時の記憶の定着率は1割程度であり、実際に行うことや他人に教えることで7-9割まで上がるそうです。どんなに素晴らしいレクチャーでも、「そう言えば、この間レクチャーでやってましたね、何でしたっけ」というリアクションは珍しくありません。結局他人事なんですね。そもそも、講義を受けて力がつくなら、朝から晩まで講義を受けている学生が最強なのではないでしょうか。

とは言え、知識の整理と標準化という点において、レクチャーは効率的です。3月に来月からは2年生となる1年生が集まり、こういうことを先に知りたかった、という内容をテーマとして決めていきます。レクチャーのメインのspeakerは2年生で、1年前に知っておきたかったという思いで話します。指導医がペアでつくことで質を保証し、適宜コメントをつけますが、実は一番勉強になるのはその日のspeakerです。大変ではあるけれど、教えることで定着9割としつつ、日々の実践で7割の定着をしていきます。最大の先生は患者さん、そこに柱を作っていくのが「コアレクチャー」です。


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研修医が喋ります

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総合診療部カンファ 1年目、2年目、指導医の屋根瓦です