Trick yet Treat
(2017年11月 1日 18:14)
2年次研修医、住吉です。

皆様マッチングはいかがだったでしょうか?
研修医の就職先って、国の制度のもと決まってるんです。
具体的には、↓みたいな感じです。

41f3f5a6.jpgのサムネール画像
新研修医側が、サイトに、行きたい病院を登録して、病院も来てほしい学生の名簿を提出して、それが見事あえば、晴れて採用!てな感じです。
今年はまだ席が余っていますので、就職難民の方がいれば、ぜひ見学にどうぞ!

時期も時期ですし、院内では、インフルエンザワクチン接種がありました。
僕は刺してもらうときは、必ず筋注でやってもらってます。
そのたびに、看護師さんは、なんだこの頭おかしい研修医は?みたいなリアクションとります。とくにベテランの方に顕著です。くじけずに筋注を求めるのですが、去年はしてくれませんでした。
せめて院内だけでも皮下注でなく筋注にしてほしいんですけどねー。そもそも筋注の方が痛くないし、その他もメリットだらけですからね。

くわしくは、↓を見てください。




11月は、形成外科を回っています。縫合や褥瘡の勉強をしっかりしたいです。研修医が救急や時間外で縫合した創を、僕が縫い直すという、シュールな光景もうまれるので、みなさま眠くても縫合はしっかりしてください!


そういや形成外科みてて、鼻骨骨折の人を全身麻酔で治療していました。


・・・ここから先は、私の妄想ですし、発言に関しては当院ではなく、私個人の責任で話します。


私はその昔、ラグビーをしていました。
ラグビーというのはとても野蛮な競技です。ある日私は、相手選手とぶつかり、鼻骨骨折しました。
その当時の私は、餅は餅屋、商人は越後屋、鼻は鼻屋ということで、耳鼻科のクリニックに行きました。
そこで骨折と診断されたとき、先生は私に、いまから治していくかい?と、そういいました。
なんという幸せだと、そのときは2つ返事で了承しました。


いすに座らされる私。看護師は何故か私の体を抑制帯で封じ込めます。おもむろになんか鉄の棒を2本持って現れる先生。ダウジングしてるのかな?まだ見ぬ水脈が流れているのかな?

先生は突如、ダウジングを私の鼻に突っ込みました。嘘だろ?その水脈は、真っ赤に流れる僕の血潮だよ?いたずらが過ぎるだろ?

そこからは語るも恐ろしい光景でした。
なんとなく覚えているのは、先生は、私の鼻を動かしやすくするため、ボキボキという音とともに、鉄の棒で私の鼻を捻じ曲げました。
何もしてなくても、痛いときってごめんごめんと叫びますよね。多分人生で一番叫びました。でも先生は、謝らなくていいからねーこれも医療だからねーと、いたずらだか治療だかわからない行為をしばらく行っていました。
そして完全に硬さを失った私の鼻を、ちょうどよい角度にして、うん、これでOK!と、整復を終了しました。

確かに鼻はまっすぐになりました。ただ、明らかに骨折時よりも激痛でした。中世ヨーロッパの拷問ってこんな感じだったんでしょうね。そういや鼻血も大量にでました。ダウジング大成功ですね。


悪いことはいいません。もし鼻骨骨折した際には、全身麻酔下で、形成外科的手術をうけてください。
これは医師としてではなく、人間としてのメッセージです。

そんなかんなで11月もがんばりましょう!
ではまた。