しんしん
(2018年1月25日 14:01)
2年次研修医、住吉です。
みなさん生きてますか。なんか各地、すっごく雪降ってるみたいですね。
札幌は平常運転です。いや、僕ぐらい繊細だと、いつもより寒いことに気が付いていますが、札幌の原住民の方々は、多分気温変化に気づいていません。ネガティブ・ミーンな平常運転です。
それどころか、テレビで東京都市部、交通が大混乱、なんて出たときには、自慢大会が始まります。
「えーこんなので電車とまるんだ。東京の人ってよわいねー」
「集団下校!?じゃあ僕たちなんて毎日途中帰宅だね。」
「これくらいなら雪に入らないよねー」
いやいやいやおかしいだろ。いくらなんでも雪には入るだろ。
こっちの人は雪や寒さに特化しすぎて、感覚がマヒしすぎています。それだけならまだいいです。
しかしながら、まだ札幌に移って間もないような研修医や看護師さんすら同じようなことをいってる始末です。
なんてこったい。
気持ちはわかります。いわゆるエセ関西弁現象とおなじです。
関西にいままで住んだこともない人が、引っ越してから1か月かそこらで、謎のイントネーションの、関西弁っぽい言葉を発するあれです。
人間というのは簡単に環境に染まります。そして、その何十倍も過ごしてきた以前の環境を、まるで夢だったかのような速さで忘れることができます。
北海道の外で過ごしてきて、いったいいつあんなに雪が降ったというのでしょう。
初心忘るるべからずとは、まさにこのことですね。
その点私は、徳島の寒さや雪の具合を覚えています。客観的にこの雪は降りすぎだ、この寒さはいつもより寒いと気づくことができます。確かに仕事中は標準語ですが、これは徳島を忘れたわけではなく、戦略的忘却です。
つまり、私はとっても芯の通った人間だということがわかります。一説では、りんご、えんぴつに次ぐ芯の持ち主と噂されるほどです。
これから国試を迎える6年生の皆様。最後この時期に、信じられるのは、メックの講師や賢い友達ではありません。自分自身です。周りがどれだけ騒ごうと、わけわからんとこ勉強しだしても、芯をしっかり、自分の信じた道をあるいてください。どこ歩いてても、ゴールにたどりつけばこっちのもんです。
病院見学に来る5年生の皆様。どうぞいろいろな場所にいって、働く自分の姿を想像してみてください。
進路を決めるのは教授や親ではなく(一部の人はそうかもだけど)、あなた自身のはずです。2年間で人生変わります。マジです。まだ焦る時期ではないです。十分悩みましょう。決まってしまえば、あとはやるだけです。
りんごや僕みたいになれとはいいません。せめてトイレットペーパーやキャベツを目指して、頑張ってください。
ではまた。
追伸
ヨーグルトって乳酸菌入ってますよね。でも見たことあります?ある本でそんなこと書いていて、実際に見てみました。食べる気なくしたらごめんなさい。
青っぽい細長いのが、多分乳酸菌(Lactobacillus spp.)
他の菌がいる??そんなの知らん。
某ヨーグルトのグラム染色↓