TCLS 湘南厚木編

2014年07月31日

朝の4時から失礼します、研修医1年目の五月女です。

7/12、13に湘南厚木病院でTCLS (Tokushukai Cardiovascular Life Support)を受講してきました。相棒は勉学の鬼こと串間先生です。

以前にTCLSの記事が上がっているので簡単なレポートにとどめますね。

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羽田空港に着いても、一心不乱に冊子を読み続ける串間先生


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講義中、明らかに退屈そうな串間先生。TCLS程度の知識は10年前には熟知していたとか。


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実技中の串間先生。この胸骨圧迫によって人形さえも息を吹き返したらしいです。


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講習を終えて。
私の大学の同期も含めて、少人数で打ち上げをしました。打ち上げ開始5分後に串間先生は寝ていました。特定のこと以外には一切興味を持たないのが彼のスタイルです。

ほとんど串間先生のレポートになりました。
私個人としては、今回のTCLSは非常に勉強になりました。わざわざ本州まで出向いているので、学んだ知識も中々抜けません。こういった勉強会なら是非また参加したいですね。
それから、同期と一緒に行ったから楽しいというのもあると思います。串間先生は観察していて飽きないので、一緒にいて終始楽しかったです。

では少し寝ます。明日も頑張りますー。
福井大学医学部救急部・総合診療部 林寛之先生の研修医レクチャー

2014年07月24日

林寛之先生の研修医レクチャーを開催いたします。

医学生5年・6年生限定で参加ができますので、ご希望の方は下記担当者までご連絡をお願いいたします。

若干名ですのでお早めにどうぞ。

※事前予約をしてください。当日参加はできません。

日時 平成26年8月22日(金) 17時から19時まで

会場 札幌東徳洲会病院

 

事務担当 永井  nagai@higashi-tokushukai.or.jp

 

 

Be Academic

2014年07月18日

こんにちは。

 

 

 

今日、医局に戻ると待ち構えてました、ダンボール8箱。

中身は、臨床研究に使う過去3年分の救急隊からの引き継ぎ書です。

 

今年の救急医学会に演題を出したところ、かなり良い評価をいただいたようなので、プロジェクトに本腰を入れるということで取り寄せてもらいました。

 

年間1万台程度の救急車が来るので、単純計算3万枚ということになります。

 

1枚10秒程度と考えて、3万枚で30万秒、、、ざっと83時間程度ですか?

こういうものは発作的にやるしかないのです。

もう後戻りは出来ないのです。。


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Saturday Night

2014年07月13日

基本的に土曜日の医局は平日の様子とは打ってかわり朝から静まり返っていることが多い。我々、研修医は土曜日も朝のカンファレンスを終えると、各科の仕事に入る。麻酔科であれば、基本的に土曜日は手術予定がないので、そのまま終了。内科や外科であれば病棟業務をこなし、夜までには大体終える。 

 

今日は、そのあとのお話。 

昨晩の外科当直医は、中国医科大学を卒業、研修したのち来日し、日本の医師免許を取得した王利明外科医師。

おそらく、初めて覚えた日本語は"手術"であると思われる。王医師が当直すれば、不思議と必ず急性虫垂炎の患者がやって来る。今晩も急性虫垂炎が1件やってきた。外科ローテート中は手術に入ることが研修のメインとなるが、第3助手かそれよりも外野になってしまうことが多い。しかし、今晩のように土曜の夕方以降の緊急手術となると、外科当直医、オンコールの外科医で手術を行うこととなる。だがここで、研修医がいればオンコール医はオフコールとなり、研修医は第1助手として様々な経験が出来ることになる。

医局でハイエナのように急患を待っていた私に王医師が声をかける。"先生、今日なに?アッペアルよ。手術手術"という具合に始まる虫垂切除術。麻酔導入20分、手術時間20分。手術後、切除した虫垂の写真を撮ってホルマリン保存し、病理スケッチとレポート書き終えてプラス15分。こんな具合です。

このようにハイエナのように症例を経験しようとする研修医、全然そんな気がなくても当直中に多くの症例を引いてしまう研修医、救急車を全く呼ばない研修医、救急隊とケンカしちゃう研修医、、などなど人生色々です。

というわけで、日曜日直に行ってまいります。

 

2014年度1年次研修医Part 4

2014年07月08日

間が開きました、すみません。

7月ですね。ずっと本州、四国で過ごしてきたので、梅雨のない北海道は外国のようです。

研修も序盤戦が終わり、もう一度ネジを締めなおす時期に来ている気がします。

 

今日は、"ふといのに細井君なの?"と、院内あらゆる場所で言われることによほどうんざりしている細井医師。旭川医科大学からタスキ掛けで当院にて1年間研修することになっている。

 

診療中の細井医師から醸し出されるオーラは2年次研修医を上回る。ストイックな細井医師は、常に首をひねりながら日常診療に携わっている。毎朝のカンファレンス中でも絶えず首をひねる様子が見られる。その様子は、かつて広島東洋カープに在籍した前田智徳がホームランを打っても納得いかず首をひねりながらベースを1周する姿とかぶる。

そういう細井医師のデスクには1枚の心電図が貼り付けられている。ER診察中に診断に手間取った心電図だそうで、二度と過ちは犯さないと誓っているのだそうだ。

 

6月に救急科をローテートした細井医師。救急科ローテートは、24時間勤務と24時間休みを繰り返すシステムになっている。病棟を持たないので、on-offがはっきりしていて、メリハリがつきやすい。我々研修医は、ER当直明けに必ず救急医からのフィードバックを受ける。下の図は脳梗塞患者の脳外コンサルトに手間取り、我らのボスである松田知倫 救急科医長兼研修委員長にダメだしをされている細井医師である。BW95kg前後であると思われる巨漢がこんなに小さくなってしまっている。悩める男の今後に注目である。

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