こんにちは、7階病棟の岸田です。
今年度から教育担当のため、看護職員の研修の企画・運営をサポートしています。
4月から行っている研修のなかで、いい研修であったと自画自賛している研修についてお話したいと思います。
6月26日に行った、卒後2年目を対象として『ナラティヴについて~看護体験を語ろう~』
という研修です。
ナラティヴはみなさんご存知ですか?
語源は、『物語・語り』という意味で用いられます。
最近では、ナラティヴ ベースド メディスン(Narrative Based Medicine:NBM)として、患者さんが語る経験や医療者の対話を通しての患者さんの病との経験や治療の意味を考え、より個別性の高い医療を提供すること重要視している病院もあるそうです。
ナラティヴは意味づけの行為であり、経験に意味を与えていく方法ともいわれ、自分の行った看護を語ることで、自分の気持ちを整理し、行動を意味づけすることで経験となり、日々の看護に活かすことができます。今回の研修がその意味づけにあたります。
研修中、患者さんの関わりで素晴らしい学びをしているスタッフたちをみて、忙しい日々でも看護を忘れていない、すてきな看護師に育っているなあ・・・、1年でこんなに成長するんだなあ・・・なんて、涙目になってしまいました。(年を重ねて、涙腺がもろくなりました(T_T)
この研修で得た経験を活かしながら、これからもどんどん成長していくスタッフとともに、私自身も成長していきたいと思う、今日この頃です。