5月12日、COVID-19(新型コロナウイルス)患者の急変時対応の勉強会を行いました。
ニュースなどでも取り上げられているように、COVID-19感染者は呼吸器症状をおこしやすく、重症となれば人工呼吸器・ECOMを装着しなければいけない状態となります。今回は、人工呼吸器管理必要患者の挿管方法ついて勉強会を開催しました。
COVID-19の感染経路は飛沫感染とされていますが、PCR検査や痰吸引、挿管時にエアロゾルが発生する処置の場合は、感染管理をより厳重に行う必要があります。今回はエアロゾルから処置者を守るためにアクリル板を使用した挿管方法について、デモンストレーションを行いながら、どのように行うとスムーズで安全に挿管処置を行えるかをスタッフで検討しました。
このアクリル板は以前にSARSが流行したときに世界の様々な医療施設で活用されたグッズです。
現在も自粛要請が続いており、ステイホームを余儀なくされている現状で、苦難をしいられている方が多いと思います。1日でも早くCOVID-19が終息することを願うとともに、我々は医療者としてできる限りの力を尽くしたいと考えています。