2017年01月30日
2017年01月28日
救急科の民谷健太郎です。
今週火曜日に旭川で当院の研修説明会、勉強会を開催しました。
旭医大医5ー6名、医4ー5名 計11名
旭川医大卒の2年次、1年次研修医が一緒に参加しました。
今回はサンロクのユーカラが会場でした。
食事を食べながらワイワイ発言する形式です。
病院の説明会という括りで繰り出しましたが、
ワークショップとなると真剣に取り組むのが
母校の後輩らしいと思い、頼もしく思えました。
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治療が奏功した頃の肺炎患者さんに
念のために採った痰培養でMRSAが検出されて
でも患者さん自体は元気だけど、
抗菌薬はどうするの?
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というディスカッションでした。
医師国家試験の110B57を題材としております。
今回は、4年生・5年生のグループに分かれて
そこでディスカッションを行い、
全体の場で発表をして、
医4→医5→初期研修1→初期研修2と
コメントをするという試みです。
その結果、どうなったのでしょうか。
雰囲気だけダイジェストでお伝えします。
医4
メロペネムって、どんな薬?
MRSAってヤバイでしょ?
セフトリアキソンって何?
確かセフェム系だったような?
これって治療は効いているんだよね?
どうしてMRSAが出てくるんだろう?
医5
セフトリアキソン継続で良いでしょ
それより鍋できてるから食うべ
え?メロペネムはMRSAをカバーするかって?
そんなこと考えたことも無かったよね?
ところで地域研修ってどんな感じなんすか?
医6
国試二週間前につき不参加
研修医1年目
MRSAは保菌とみなして
セフトリアキソンで効果ありと判断して
治療継続で良いでしょう。
そもそもメロペネムはMRSAをカバーしないし、
肺膿瘍や人工呼吸器関連の感染が無い限り
治療奏功の判断で良いと思います。
研修医2年目
だいたい言いたいこと言われましたが、
付け加えるとしたら、
例えば今後呼吸状態が悪くなって挿管したり
褥瘡が出来たりしたときに
MRSAの可能性を鑑別に入れなきゃならないから
少し嫌だとは思いますけどね。
まず、このケースでは考慮しなくても良いのでは。
学年ごとに分けて、
それぞれの全力を全体に提示する
という手法を用いてみました。
そうすると、
下の学年は上の学年への羨望が生まれ、
そして
上の学年は根本的な素朴な疑問に出会えます。
今回の例でいうと、
「どうしてMRSAが検出されるんだろう」
という四年生の疑問が本質的なのです。
本勉強会も、
医学生に良いまなびを提供できたのでは?
と自省しながら札幌への帰路につきました。
今回は旭川への出張でしたが、
希望があれば勉強会の出張開催いたしますよ!
是非とも気軽にコンタクトください。
2月25日(土)には、札幌グランドホテルで19:00~
札幌東徳洲会病院 臨床研修説明会と
救急科 増井伸高先生の参加型勉強会を開催します。
こちらもぜひ参加してみてください。
この前の投稿に詳細がありますので、チェックしてみてください。
2017年01月18日
2017年01月18日
2017年01月17日
2017年01月16日
【告知】
旭川医科大学医学部4.5年生限定の札幌東徳洲会病院の臨床研修説明会を開催いたします。
旭医大卒の研修医が当院の研修内容について熱く語ります。ぜひ研修先選び、病院見学の参考にしてください。
その後、民谷健太郎先生が送る「あのTBL講義の続きを受けたい方へ」を開催します。
救急に強い病院の初期研修って ?1問の国試過去問を題材に 救急領域の熱い特別講演をお届けします!
対象:医4,5
□救急搬送数、北海道1位の札幌東徳洲会病院の見学をしたい
□将来は救急をがっちりトレーニングできる初期研修を希望
□2年間が終わる頃には一人で重症患者の管理が出来るようになりたい
□医学チュートリアルⅥのTBL講義をもう一度受けたい
□救急の現場の話をしたい 質問したい
□将来、救急医を考えていて北海道で是非とも働きたい
このチェックリストのどれか一つに当てはまる人はぜひ参加下さい!
限定15名、先着です。
臨床研修説明会、講演後は、懇親会も開催。
参加費は無料です。
申し込みは下記事務担当者までメールで連絡ください。
【申込先】
札幌東徳洲会病院 事務局 松山智行
TEL:011-722-1110 mail : ishi_kenshu@higashi-tokushukai.or.jp
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