初学会

2018年02月24日

こんばんは。1年目研修医の崎山です。

2月からいよいよ1年目最後のローテが始まりました。
この2ヶ月は2年次住吉先生との2人総合診療部です。
なんだか2ばっかりですね。

今回は1年次がぼくひとりなので住吉先生も最前線で働きまくってます。ありがたしです。

当院の総合診療部では、1年次から患者さんを多く担当し、主治医のように働くことが求められます。最初は大変かもしれませんが、その分やりがいと責任感も大きくなり、勉強意欲が非常に刺激されます。患者さんやご家族、またコメディカルスタッフとの関わりも必然的に密になるので、医学知識以外の面で多くの発見があり、人間的にも成長できる研修です。
詳しくはぜひ病院見学にきて直接目で見て聞いてくれると嬉しいです。


さて、2月23日〜24日は日本環境感染学会でした。
当院の感染制御チーム(ICT)に1年間参加させていただいて、血液培養コンタミネーション率の低減のために取り組んだこととその成果を発表させていただきました。
初学会ということで、緊張しました。(写真では平気なふりをしています)
発表以外では、他院での取り組みや、今話題の耐性菌についてのレクチャーなど勉強になりました。

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学会後はICTメンバーで月島もんじゃ行きました。
東京ってなんでもありすぎて逆にどのお店にいくか難しいですよね。
もんじゃは東京の下町の味!って感じがしてなかなか良いチョイスではと思います。
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写真が横になってしまうのが直せない・・・・

今わかったんですがもんじゃってすごく美味しいけどブログ映えはしないかもですね。
この後研修委員長M田先生においしい古酒が飲めるお店に連れて行っていただきました(写真撮り忘れました^-^)


hu...久々にブログ書いたので疲れました。。
バレンタ◯ンにあれだけの長文をかける住吉先生を尊敬してやみません。
そして住吉先生の圧倒的ブログ更新頻度に勝てる気がしません。

来週は研修医旅行もありネタはあるので次回はもう少し早めに更新したいと思います。では!



俺のお前のバレンタイン

2018年02月13日

※以下の文章は、所属する団体、病院の意見は何一つなく、全て個人の一意見です。

2年次研修医、住吉です。

今年も2月14日がやってきましたね。
バレンタイン。
もう、この人生で、2度とバレンタインについて誰かに述べる機会もなさそうですし、今回は、これまでのブログの中で、圧倒的な長文をもって、病院の宣伝にも勧誘にもならない、私個人のバレンタイン論を語りたいと思います。
先に警告です。めちゃくちゃ長いです。いつもの5倍くらいの文章です。読むのをおすすめできません。

完全に悪ふざけですが、前回の文章が真面目だったし、許してください。


はっきりいいましょう。私はバレンタインが嫌いです。

こういう発言をすると、結局チョコももらえない奴が世間に嫉妬して、現実逃避として、こういう発言をしているのだと思われます。まずもってこれがバレンタインを嫌う理由の一つです。
ちゃんと言っておくと、女の子からチョコを貰うのは正直テンションが上がります。
さて、ここまでくると、いよいよ皆はこう思うでしょう。

「お、住吉、やっぱバレンタイン好きなんだ?あ、でももらえないから嫌いなフリしてるんだ?うわあ、みみっちい。。しかもブログでこんな事書いて、いざもらったら喜ぶんだ。。というかそもそも、チョコ貰うためにブログ書いてるんじゃない?うわあ。。」

違ってもいないのですが単純な話ではないのです。

きちんと説明します。

はっきりいいましょう。この人生、私のバレンタインは無双の一言です。
そりゃそうです。知り合いも多ければ、そこそこ明るいですし、正直クラスのスターといえば、私を思い浮かべる人たちが少なからずいるような人生でした。
高校の時は部活で女子部員もいましたし、大学はマネージャーたくさんいましたし。
しかも、僕に渡しても、誰も本命だなんて思いません。こうなればチョコを渡すハードルの低さ半端ないですもん。
部活やら、クラスの人やら、後輩やら、そして留年をすることで更に知り合いも増えましたし、挙句は自分ちの病院の看護師さんからも貰ってました。
看護師さんは身内だとしてノーカンにしたとしても、数だけはドラフト8位レベルのプロ野球選手よりは貰ってました。

しかし、本命と思しきものは一つもありませんでした。というか、本命チョコっていうのは現代に存在しているのでしょうか。まあ、別に本命貰えなかったから、バレンタインどうのこうの言っているわけではありません。

なんだか、バレンタインのイベントに混ざるのが嫌で、いつかのバレンタインの日にわざと大学休んでパチンコに行ってみました。
すると、途端にもらえる数は減りました。
それもそのはず、彼女たちの多くは、私にチョコを用意しているわけではなく、適当に数を作り、そしてバレンタイン当日に、飢えた男子共に配布する、「チョコ配給制度」のもとに、チョコを配っていたに過ぎないからです。
別に、何かを期待してたわけではなかったはずですが、この辺で、私のバレンタインに対する感情は、冷たくなったのを覚えています。
ああ、今までたくさんもらってたのは、そこに僕がいたからくれたのであって、別に僕に渡したいわけではないんだなあと。
そのあと、大学にきて、昨日住吉いなかったから、とチョコをくれた人が何人かいましたが、この時ほど、こいつらなんていい女なんだ、と感動したことはないかもしれません。

21の時に、留年しましたが、正直、20超えたら、もう誰もバレンタインなんて言葉を発するとは思いませんでした。
しかし、現実は逆で、大学でのバレンタインデー祭は加速をしていきました。

なるほど確かに、男子校や女子校の人達は、そもそもこういったイベントが初めて。
しかも、医学部は高学年になると実習やら勉強会やらクリクラやらで、今まで接したことのない人とも話す機会が増えます。
すると、2月14日は、学生の控え室とかで、まず女の子同士で友チョコを渡すのが始まります。
正直これ、すごく困ります。
なんかそっち見ると、なんな住吉チョコ欲しいんかと、思われてしまいそうですし、かといって、見ないようにしてる自分を俯瞰で見たときに、バレンタインを意識しないように努めてるやつみたいに映ってくるのを考えると、吐きそうでした。
簡単に言うと、正しいリアクションがわからなくなってしまってたのです。
元学年の時なら、そういう空気とか、意識するしないを考えるのが面倒だったので、チョコが欲しいキャラを演じ、えー僕にも頂戴ようとか言って、そのモヤモヤ感を払拭していました。
ああ、私はなんてピエロなんでしょう。
しかし、元後輩の学年では、こういう感じで接することすらできなくて、折角チョコをもらっても微妙なリアクションだった気もします。
一緒に実習回ってたやつが、

「今年のバレンタインは日曜日ですけど、皆12日に配るんですかね?それとも月曜日ですかね」

とか楽しそうに言ってるのも、どう答えればいいかわかりませんでした。ああ思い出しただけで吐きそう。

でもまあ、これだけいっといて何ですが、最初に言ったとおり、チョコをもらうと、正直テンションはあがるのです。
しかし、私の戦いはここからなのです。

私は何を隠そう、甘いものが苦手なのです。
かわいい子にトッポをもらって食べるようになってから、チョコだけは克服しました。
一応、僕の公式プロフィールでは、いつかもてた時のためにバレンタインで困らないようにチョコだけは食べられるようにした、という設定になっています。それも強ち嘘ではないかもしれません。
今でこそ、大概のものは食べられるようになりましたが、それでもチョコ以外は苦手なものが多いのです。

そして、さらに、これは全面的に私がおかしいのですが、手作りのものとか無理なのです。
好きな人の手料理とかはなんともないのですが、人の握ったおにぎりとか、どのように作られたかわからないスイーツなどは、食べるのを憚られます。
失礼なのは分かっています。
ただこれはもう体質です。文化です。欧米人がごぼうを食べないのと同じです。

それにつけて、バレンタインの手作りの、なんかよくわからないフルーツのせてくれたり、一見美味しそうなケーキだったりも、私にとってはこれはもう我慢大会に等しいです。
親の育てかたがよく、もらったものは残してはいけない、という倫理観を辛うじて植えつけられていたので、もらったチョコやらお菓子やらは全ていただきました。ありがとうございます。
手作りのものを渡したい気持ちは、これはすごくわかります。
高校生の時、部活の同期の男だけで、ホワイトデーのお返しとして、手作りクッキーを作ったことがありました。
多分味なんかは微妙だったと思うんですけど、配るときに少し朗らかな気持ちだったのを覚えています。
なので、私はその気持ちを思い出し、残さず食べます。
しかし、それは倫理観と、正義感と、自分の忍耐とに板挟みにあった、葛藤の味を飲み込みつつ、舌に乗せることが多かったのです。

働き始めて、社会人のバレンタインは落ち着いているなと思います。好ましいことです。研修医でなくなれば、さらに落ち着くと思います。
勿論もらえると、嬉しいです。しかもくれる人はやはり大人ですので、市販の物が多いのでさらに嬉しいです。というか、この年になってくると、手作りでも大丈夫になってきました。甘いものも、なんなら好きになってきたくらいです。
私もバレンタインを幾度と経て、成長したのだと感じます。
でも別に貰えなかったとしても、特に悲しい気持ちになったり、悔しい気持ちになることはありません。
私のバレンタイン感は、行くところまで行っているのです。

2年次の片山先生とかが、俺は〇〇さんにもらった、お前らもらってないだろ、とか自慢することがよくあります。
若い頃の私なら、いや、おれバレンタイン興味ないから、別にいいから。なーんて、みっともない言い訳というか、説明というか、そういう返答をしていたかもしれません。
ただ今ならわかります。僕にもバレンタインに対する思いがあるように、誰しも皆、一人一人のバレンタイン論があるのでしょう。
そして、その考えを否定することはナンセンスです。
と、いうより、世間で正しいのは、片山先生の楽しみ方でしょう。最も健全で、皆が幸せになるリアクションだと思います。

世間の、バレンタイン不要者の皆様。気持ちはわかります。僕は一回も思ったことないですけど、お返ししなければいけないのが嫌とか、面倒とか、腹がたつ、という人もいるのでしょう。いいんですいいんです。それがあなたのバレンタイン論なのですから。
バレンタインに興味はないけど、お返ししないといけないのが嫌ってのは普通の感情です。健全です。
ずっとお返ししなければ、そのうちバレンタイン貰わなくなるのに?とかいうつもりはありません。
でも、バレンタインを楽しんでいる人を否定しても仕方ありません。これはこれで、社会の一大イベントなのですから。
いくつもらったとか、誰にもらったとか聞かれるのが、煩わしい?それはまだ私のステージまで登りつめてないのでは?バレンタインに興味が消えたなら、その辺の悩みは消滅するか、無関心になるかと思います。バレンタインに怒りを抱く、ということ自体がバレンタインに関心を持ち、感情をぶつけている、ということなのですから。

バレンタイン大好きな男たち。あなたたちのリアクションは素晴らしいです。大人になるにつれ、みんなそういう気持ちが減ってくるのだと思います。そんな中、情熱のあるバレンタイン論を抱いていることは賞賛に値します。
これからもその弛まぬ思いで2月14日を迎えてください。ただ、世間の皆が誰しもバレンタインを待ち遠しくしてるわけではないみたいです。残念です。でも、幸せなのはあなたです。ハッピーバレンタイン。

そして女性の方々。
こんなしょうもない文章は気にせず、今まで通り楽しんでバレンタインを迎えてください。
もちろん、職場に用意するのめんどくせー、とかそういう人が多いのも分かっています。確かにバレンタインは貰う側も、渡す側も、強制されるようなイベントでは良くないと思います。仕事関係ならそういったこともままあるかもです。
難しいですね。解決策とかはわかりません。ごめんなさい。でも、渡すと決めた人も、用意しないと決めた人も、バレンタイン、頑張ってください。


デパートにいくと、沢山の人がチョコを買いに、溢れていました。
僕もひとひらのチョコを買って、食べてみました。
甘い気持ちになりました。
がんばろうと思いました。

ではまた。
BANG! BANG! バカンス!

2018年02月12日

2年次研修医、住吉です。

6年生の皆様、ワケありの皆様、国試お疲れ様でした。とりあえず採点は済みましたか?
悲喜こもごも、様々な感情があるかとは思いますが、とりあえずのところ、皆様の結果は、神と厚生労働省のみが知る、という感じです。明らかに無理なら来年に向けて、そうでないなら、たぶん若いうちでは最後かもしれないバカンス期間を楽しんでください。
特に、当院マッチングした12名の皆様は、マジで無理そうなら早めの連絡を。後になればなるほど辛いと思いますよ?大丈夫。当院は来るもの拒まず、去る者追わず、また来たければまた拒まず、な病院らしいですから。

国試終わったら、何をするか。色んな考えがあると思います。私個人的には、とにかく家族や友達と、たくさん遊ぶのがよいと思います。お金は親や家族に借りてでも。医者になればすぐ返せますし。勉強してもいいけど、働いてからも継続できなきゃ、頭に入らないし。
それよりも、国試受かろうが落ちようが、ほとんどの友達とはばらばらになっちゃいますからね。それなら、結果は、3月半ばくらいまで忘れないと、時間がもったいない。もう会うことができない人も、ちらほらいるかもですから。
バカンスって言葉の半分はバカだとか、誰かが言ってましたし、一度頭真っ白にしても面白いかもしれませんよ?

2年前の私。
国試が終わった次の日には札幌に来て、部屋を決めました。そして、小川やこの前、福岡で結婚式したやつなどと札幌や小樽観光しました。
そのあとは、留年仲間とオーストラリアにいったり、いろんな美味しい店行きまくったり、とかそんな感じでしたね。ほんと、友達と旅行に行くことなくなりますからね?みんな家族とかできたり、忙しかったりで、相手してくれないから、結婚式だけが楽しみとかになりますからね?しっかり遊んでください。

5年生の皆様。いよいよ次はあなた達です。周りのいろんな声を、参考にしたり、うまく使ったり、はたまた流されたりしながら、マッチングをどこにするか、彼氏や彼女と結婚するのか、家族はどうするのか、色々と悩んでください。
もし、行き先が当院なら、僕たちは嬉しいです。冷やかしでも見学にどうぞ!なんせ当院は来るもの拒まず、去る者追わず、また来たければまた拒まず、らしいですよ。

ではまた。

追伸1
バレンタインがやって来ますね。
別記事で私の熱い想いを語りたいです。

追伸2

「BANG! BANG! バカンス! 」SMAP 37th single.

高校の学園祭でみんなで踊ったから好きな曲。
いつもだなんて言わないで。

2018年02月06日

2年次研修医、住吉です。

初期研修も2月に入り、残り2か月となりました。2年も長いなと思った初期研修も、こうなれば早いもんだななんて思っちゃいますね。

僕は2月からは総合診療部で研修しております。今回で3回目の総合診療です。
1回目は1年生の6-7月でした。そのころは多数の症例に能力がおいつかず、色々な人に迷惑をかけたのだと思います。
2回目は2年生の6月ですね。そのときは1年次白須Dr、松島Drの上でふんふんいばっていただけな気もします。
3回目の今回は、1年次崎山Drとの2人総診です。なんとなく、初期研修のまとめになればと思っています。

徳之島で4-5月に地域研修にいったときに、総合診療やっぱおもしろいなと思い、2018年はまるまる総合診療に費やすことにしました。今まではとにかく回すことに必死でしたが、ちょっと背伸びして、クオリティーも求められるようになればと思います。

いろんな学生さんがちらほら来る季節になりました。住んでみると、やはり北海道に来るなら冬だなと感じます。ぜひとも皆様おこしください。

ではまた。

追伸1
寒すぎて、家から出たくない日が多い、札幌のこのごろです。そうなると僕みたいなfatty manはピザを頼む割合が増えます。北海道のピザ屋さんは車で来てくれるので雪の日でも安心です。好き好き大好きピザ屋さんです。
昨日も私はピザを頼みました。ピンポンが鳴った時は、まるでそれが世にもたらされた福音を聞いたのかと聞き間違うほどです。
ドアを開けたとき、配達マンはこういいました。

「いつもありがとうございます。ご注文の〇〇ピザと・・・」

私は絶望しました。

皆さんどうかわからないですが、私はこの、いつもありがとうございますを受け付けることができません。
馴染みのBARでのいつもありがとうございますではありません。例えば、コンビニなどのチェーン店で、無機質な日常を送っている中での、いつもありがとうございますが、ダメなのです。
人との関わりを最小限にしたい、機械相手でもいい場所に、人間味を出されることが耐えられないのです。
おそらく、お前はコンビニばかり来ている奴だ、お前はチェーン店ばかりいくやつなのだ、お前はピザばかり頼むやつなのだ、と、言われているような錯覚に陥っているのでしょう。

明らかにおかしいのは私だとわかっています。しかし、いつもありがとうございますといわれたコンビニに、私は2度と行かない、と決めているのです。
でももし、この声が届くなら、できればピザの人、無機質な言葉だけで、事務的な内容だけで、私と接してくれればよかったのに。さよなら。もう2度とあの味が食べられないかもと思うとつらいですが、しばらく会うこともないでしょう。

追伸2
いろんな人がこのブログ読んでくれているみたいですね。いつもありがとうございます。