ある日、画像治療検査部門の師長さんが「研究で学会長賞を貰いました!」と報告をくれました。とても嬉しい報告です。師長さんは「皆が頑張ってくれました。嬉しい。」と話します。チーム一丸となって取り組んでくれたことが伝わる報告に、私もその一員であったかのように錯覚してしまいます。その内容を是非皆さんにもお伝えしたいと思います。
第90回日本消化器内視鏡技師学会が2023年5月26日-27日に開催されました。
当院からは、画像治療検査部門の小熊愛看護師が参加。「医師・コメディカル全員が働きやすく スキルアップできる環境を目指して」について、様々な取り組み・工夫を発表しました。全員でのミーティング導入や重大インシデントの多職種による症例検討会。また、医師・コメディカルに対しての内視鏡室への不満アンケート調査という、なかなか切り込みにくい部分にも着手しました。互いに、なぜそのような態度なのか、もっとスキルアップして欲しいなど、思っていても直接伝えることは難しいものです。しかし、問題点を明らかにすることで、改善への道が見えてきます。私たち医療者は常に、患者・家族に対し、最良の医療を提供することが大切です。チームメンバー全員がベストパフォーマンスで臨めるようにと、誰もが思っています。
そのような思いでチャレンジした今回の学会は、見事「学会長賞」を受賞。学会で発表するために様々な視点からデータを集め、文章にするのも素晴らしい事です。その上、受賞するということは、学会として目指していることと、私たちの看護実践を通した取り組みが合致したということでしょう。
忙しい中、本当に頑張ってくれたと思います。これからも私たちの頑張っている取り組みを、もっと皆さんに知ってもらえるよう、ご紹介していきたいと思います。
*2人の写真は、左:袴田師長 右:小熊看護師です。この撮影の後、朝のミニ運営会議(各部署の所属長が集まる会議)で発表してくれました。とても立派な発表でした。
2023.08.15 看護部長 竹島裕美