2013年08月28日
2013年08月26日
北海道の救急、総合内科医による教育セミナー 第1回 EZO-GIMERを行いました。院内外から、学生、研修医のみならず、大先輩の先生から看護師さんまで、トータル100名余の参加をいただきました。手前味噌ながら、非常に良かったという声を多くいただきました。また来年も企画します。
何でも診たい、全身が診れるように、社会背景・家庭環境も考えて。
口で言うのは簡単ですが、それをどのようにして実現し、どんな病院のどんな役割で働くのがいいのかは、身近にそうした存在がないと、初心を見失いがちになります。この業界の先駆者である福井大学の寺澤秀一教授に、横断的診療医の役割を総括していただき、その後に各施設で活躍する先生方の、息もつかせぬ講義を聴いて、勉強しました。
目の前の患者さんのために技術を伸ばしていくだけでなく、その地域では、どの病院でどのような役割を担っていくのがいいのかを考えられる。病気だけを診るのではなく、人を診て、地域全体を診ることのできる、初期研修を終える頃にはそんな医師に育って欲しいと思っています。
研修委員長
開始前の講師の先生方(臺野先生到着前ですね)
救急科 増井による女性の腹痛レクチャー
集合写真 寺澤先生が緑に挟まれています
2013年08月19日
2013年08月13日
指導医と必ず確認体制があっての話ですが、研修医にも処方させるタイプの研修病院です。上級医の処方をどれだけ見学しても、自分でできるようにはなりません。自分が処方する可能性はゼロだな、と思って見ていた大学病院での実習を思い起こせば明らかでしょう。
「すごく痛がってつらそうなんで、ソセゴンとか使ったらダメですかね」
「血圧はいくつで、そもそも診断は何っぽいの?」
「えっと、まず血圧確認してきます」
「腹も触ってこいよ」
「尿管結石なのでボルタレンでいいですか」
「腎機能は問題ないということね?」
「あぁ・・既往聞いてきます」
「嘔気ある人が多いから坐薬の方がいいかもね」
「ロキソニン飲ませます」
「これから手術になる可能性もないし、もちろん妊娠もしていないのね」
「あっ、妊娠までは・・」
「緊急手術になった時に『最終摂取はロキソニンです』じゃ格好悪いからな」
「カロナール200じゃ効かないって患者さんが言ってるんですよ」
「4歳くらいでも200mg使うからな。1g使ってみたら?」
「いや、この患者さんは4歳じゃないんですよ」
「知ってるから」
色々注意するポイントはあるものの、よく効く痛み止め「ボルサポ50」
2013年08月10日
2013年08月09日
2013年08月05日
こんにちは!1年次研修医の鈴木です。
今回、1年次研修医の和田先生と千葉の四街道へTCLSの研修に行ってきました。
TCLSとは、Tokushukai Cardiovascular Life Supportの略で日本救急医学会の認可を受けた心肺蘇生のコースです。
病棟で患者さんが急変してしまった、救急外来に心肺停止で運ばれてきた、もし道端で人が急に倒れてしまったらなど、いくつかのシナリオがあり、それぞれについての対応を学んできました。
研修内容は体を動かす実習がメインで、看護師さんや臨床検査技師さんも大勢参加していました。
研修の最後には実習の試験があるのですが、関係者の方々に撮影の許可をもらったので何枚か撮ってきました!
和田先生の場合、60歳男性が動悸を主訴に外来に歩いて来院したという設定でした。心電図をとってみると心室頻拍があり、動悸以外にも冷や汗、胸痛などの症状があり、バイタルも悪く、胸部レントゲンでは心不全の所見がありました。全身状態が悪く、不安定な心室頻拍ということで緊急で除細動(電気ショック)を試みることに・・・。
循環器内科の先生に一報を入れて、患者さんが不安にならないよう十分な説明をした後、眠るお薬を注射して、患者さんが寝ている間に除細動します。除細動の際は強い電流が流れるので自分や周囲の人が患者さんに触れていないことを確認しなくてはなりません。
All Clear!! ドンッ!!
大変なことに除細動後、患者さんが急変してしまいました。バッグバルブマスクによる換気も上手くいかないとのことで、緊急で挿管することに。歯をおらないように慎重に。
その後、なんやかんやで患者さんは助かりました。状態が安定した後の心電図では心筋梗塞の所見があり、循環器内科の先生にコンサルトをして試験は終了です。
終了後には監督の先生からフィードバックを受けます。和田先生もまだまだのようです。
試験に合格すると立派な賞状をもらい研修は修了となります。この2日間は小グループで実習しており、僕のグループは僕以外が女性でした。グループ内のヒエラルキーを如実に表す一枚。
スケジュールがぎっしり詰まっていて体力的に結構疲れましたが、それ以上に今回の研修で急変時の対応に自身をつけることができました!
1年次研修医 鈴木亮平
2013年08月03日
こんにちは。初期研修医1年目の鮎澤です。
皆様このページを見て、今までとの違いにお気づきでしょうか?
そうです、トップ画像がリニューアルされました。
今年も例年同様、研修医の揃いのスクラブが出来上がりましたので、お披露目します。
一昨々年はエンジ、一昨年はブルー、昨年はブラックカラーでした。
今年の選択色もブラック。
ブラックは格好良いとの意見が1年目の間で大多数だったためですが、
デキレジの2年目の先生たちに姿かたちだけでも近づこうという深層心理が働かなかったといえば嘘になりましょう。
勤務時間内に病院外に出ることの解放感!
自然と笑顔になります。
早く写真を撮って仕事モード再開です。
うしろの文字がシルバーなのが去年と違うところ。去年はオレンジでした。
新しい戦闘服です。
初心を忘れずに、日々患者さんと向き合いながら、これからも業務に励んでいきたいと思います。
改めましてご指導のほど、よろしくお願いいたします。
2013年08月01日
症例の多い当院では、一晩で10人以上の患者を診ることもない話ではありません。「あー大変だった」で終わってしまう光景が、かつての徳洲会でよく見られていたのは事実です。翌朝の全研修医参加のカンファレンスをフィードバックと共有の場にしている他、当院の救急外来では、勤務が終わることに振り返りをしています。
色々教えてもらうことももちろん大切です
心不全を2例続けて経験し、心不全と喘息の鑑別ができていないと気づきました。与えられた課題より、自分で立てた疑問です
救急ローテの1ヶ月でレポートの大部分を仕上げることができます。まとめた鑑別の方法は、すぐに現場で生きるため、レポートのためのレポートにはなりません
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