8月25、26日の2日間にわたって、第6回北海道メディカルラリーが夕張市で開催されました。
日本ではまだ認知度が低く、聞いたこともない人が多いと思いますが、「メディカルラリー」とは、救命救急を専門的に担当している医師や看護師、そして救命救急士が5~7人1組のチームとなり、特殊メイクアップをした模擬の疾病者を診察して、決められた時間内に、どれだけ迅速で正確に治療を行うことができるかを、競い合う競技会のことです。
当院でも来年度からの本格参加を目指し、今回は下見がてら最下位覚悟...で初参加してきました。もちろん、練習なしの本番一発勝負で!!!
当院は石狩救急隊と協力し、看護師3人、救急隊2人のチームで参加しました。
自分達でデザインしたチームTシャツも作成しました!!!
まず、出動指令に従って実際に車を運転し、模擬現場へ出動します。そこでは模擬患者が決められたシナリオに従っていろいろな演技をします。それに対して救護チームは必要な処置を行わなければなりません。
たとえば、「意識のない人が道路に倒れています」と出動指令が出され、指定された地点に行ってみると、頭から血を流した人(模擬患者)が実際に路上に倒れてけいれんを起こしています。チームはその傷病者に対して観察を行い、止血処置、人工呼吸、薬剤投与などの必要な処置を行います。そしてその行為を横にいるジャッジが評価し、採点します。このように実際の現場を再現したものをシナリオステーションと呼び、今回はメイン5ステージ、スペシャル3ステージの計8ステージが設置されていました。各チームはそのシナリオステーションを順番に回り、評価、採点が行われ、その総合得点で順位を競いました。
さて、我々のチームの結果はといいますと...
なんと、大健闘の7位!!!!!ビリではありませんでした!!
ちなみに、優勝は根室救急隊のチームでした。
来年は優勝目指して頑張ります!! By Medical Network of Ishikari