秋雨にアリーヴェデルチ

2017年10月17日


2年次研修医、住吉です。

札幌は本日、しんしんと雨が降っています。時期的には秋雨ですが、寒さが季節をおきざりにしています。

新研修医制度につき、専門医制度のマッチングが始まっています。みんなの進路が決まっていくのをみると、初期研修も終わりの始まりなのかなと思います。
その一歩を自分はまだ踏み出していません。2年前の自分はよく、札幌行こうだなんて決めることができたなと思います。進路は何であれ、この先の浮き沈みも歌えば楽し、ならいいんですけど。

10月は放射線科で研修しています。読影の仕方とか、今まで適当にしていた部分が浮き彫りになって、とても勉強になります。IVRも、今まで見る経験も無かったですし、学生並みの感想ですが、カテーテルすげえ!ってな感じです。

読影してて思うのが、解剖学、大事ですね。
学生時代、スーパーヘボ医学生だった私です。学生の時の解剖の記憶がまるでありません。解剖学の試験も幾度となく不合格になりました。というより、正直うやむやになってます。いつ合格したんですっけ?・・時効ですよね?

それゆえ、動脈だとか、脳の部位だとか、わけわかめ状態でした。研修1年で、少しは人並みレベルに達したと思ってましたが、まだまだ功夫が足りません。
あと2週間ですが、引き続き頑張ります。

短い目標はあるんですけど、長期的な目標がイマイチな感じです。
早い事進路も決めて頑張りたいです。

去年は10月末には雪が降っていました。進路によっては、今日の雨が、札幌で見る最後の雨かもしれないと、少しおセンチな気分なのでした。

ではまた。





Mafuyu

2017年10月11日

2年次研修医、住吉です。

みなさんいかがお過ごしですか。札幌は完全に冬です。あとは雪が降るのをまつばかりです。
私の家はストーブつきっぱなしです。皆には10月にストーブつけるなんて、おかしいなんていわれますが、おかしいのは札幌の人たちです。季節でストーブをつけるのではなく、寒くなったからつけるのだという、当たり前の感情を忘れています。
こういう人たちは、どうせまだ寒いのに、5月になったら半そでとか短パンでおでかけしちゃうだろうし、患者さんの、症状はみずに、数値だけで診察をする適当人間まっしぐらに違いありません。
そこまで説明しても、札幌の人たちは、

「だから、そもそも10℃切ったくらいでは寒くないから」

みたいな反論してきます。こういう人たちは、多分肌が死んでいて、寒さを感じられないのでしょう。かわいそう。


さて、この前500年ぶりくらいに、当院のホームページを見ました。
というのも、10月って時期的に採用試験も終わって、勧誘の対象が5年生に移っている時期なんです。
で、そういや昔研修医の声、みたいなコーナーがあって、そこに、研修医の中でも優秀な選ばれしものが当院のいいところをプレゼンする、よくパンフレットにのってそうな感じだったなあと、ふと思い出たのです。
毎年、3人の2年次研修医が、そのコーナーに抜擢されます。
当然、研修医ブログを任されている私は、選ばれるにきまっています。なのにいつまで待っても、オファーが来ません。
あ、さては松山さんや永井さんがおっちょこちょいだから更新するのを忘れてるだろうな。教えてあげなきゃな。
そんな感じで見てみました。



とっくの昔に更新されてました。
しかもそこそこ吟味してえらんだであろう3人。。
そいでまたそこそこまともなこと書いてるやんか。。。

。。。


まああれだ。高橋、山田、高島は、普段目立つ機会無い人たちだからね。たまにはスポットライトに当ててやらないとね。


まあとにもかくにも、知らなかった人たちは、一読してみてください。当院がどんな研修をしているか、少しでも垣間見れるとは思いますよ。
来たれ!5年生のみんな!!(それ以下でも可)

ではまた。
専攻医の登録が開始されました

2017年10月11日

札幌東徳洲会病院では卒後臨床研修制度として、平成14年度より、初期臨床研修修了者を対象に、さらに専門分野の知識・技術を修得させる事を目的に、専攻医制度を実施しています。
平成30年度から開始される新専門医制度に当院は下記の内容で専攻医を募集致します。


申請内容・プログラムはこのアドレスから参照してください

        

http://www.higashi-tokushukai.or.jp/special/outline.html

札幌東徳洲会病院 研修修了者として

2017年10月03日

札幌駅から20分もすれば当院に到着する。休みシーズンになると全国からの医学科生の病院見学増え、各々いろんな目をしてやってくる。見学にきて面食らう者、見学が終わってからの夜を楽しみにしている者、何しに来たかよくわからない者、いろいろいる。ただ、間違いないのはそのほとんどが医師免許を取得し現場に出て行く。学生時代どうしようもなかった連中含めて全員にいるべき場所、やるべきことがあって、今までとは全く違った尺度で周りに見られている自覚が欲しい。現場では、学生時代のように数字では評価されない。一番大切なのは〝心〟。飲みに出かけても、同期同士で治療方針に関してケンカができる、そんな病院。悪口、陰口は言っても、解決のためにその後のアクションを起こせるし病院側も応えてくれる、そんな病院。研修医であれど責任感を感じる場面が多い。これは他の病院ではなかなか味わうことのない感覚であり、〝立場がその人を変える〟まさにそんな場所。プレイボールからなぜかピンチの連続である研修ではあるけれども、何回でも逆転のチャンスがやってくる。チャンスが欲しい人間には何度でも機会が与えられ、肉体的、精神的に苦しい時には気遣ってもらえる、そんな病院。忙しい2年間の研修を修了した時に〝やりきった感〟でいっぱいになるより〝自分の選んだ科で盛り上がっていく〟という気にウチならなれる。過去形でもなく、未来形でもなく、現在形でもなくて、現在進行形をしっかり全うすることがウチならできる。

 

札幌東徳洲会病院初期研修修了 徳島大学病院救急集中治療部 上野義豊

9月には帰らない

2017年09月27日

2年次研修医、住吉です。

青森県立中央病院でのNICUの研修も、残りわずかとなりました。短い期間ではありましたが、たくさんの症例に関わらせていただき、様々な手技・経験を積ませてもらいました。

▼できたこと
・NCPR(新生児蘇生法)を実践できた(挿管以外。。。)
・光線療法いるかいらないか判断する
・ヒールカット採血
・静脈採血(2回刺すのはセーフ)
・ルート留置(点滴が入らないこともある)
・輸液、母乳の適切な量を指示する(指示は直される)
・新生児健診ができる
・ガスリー採血ができる
・熟睡中でもスリーコールで出れる

▼できないこと
・挿管
・エコー(保育器のなかとかむずかしい)
・動脈穿刺(動脈がない)
・PICC留置(むずかしそう)
・Xp読影
・各薬剤の適応など
・回診でのアセスメント
・座学での勉強(すいません)
・できないとすらわかっていない数々のこと

▼知ったこと
・徳島はムンテラ、札幌はI.C. 青森はムンテラ
・生まれた日に親に説明しても、上の空のことも多いので、何回もムンテラ
・3日で100g増えたりして、昨日までの適正量が、過少になっていたりする
・above PEEPは「エビピープ」といえばなんとなく伝わる
・三つ子の魂、零から
・他病院とのかかわり方
・超急性期は、1日6回とかエコーしたり、採血したりしている
・毎月医局の飲み会がある(良い会場)
・点滴とるとき僕がどれだけ血管潰しても、上級医に変わると、多分新しい血管が生えてきて、成功する
・青森は日本語通じる
・1か月は短すぎる。来年行く人がいれば2か月は行くべき。産科+新生児科 青森コースとかでも。
・新生児科があると、産科はいきいきする

刺激になりました。まだ終わっていませんが、スタッフの皆様本当にありがとうございました。
10月からは放射線科での研修です。2年目も折り返し。前半戦は、5か月外病院での研修だったので、色々、様々、沢山の人たちと関わって、医療の在り方を見て、考え方を見ました。後半戦がんばります。

ではまた。

追伸1
テレビもwi-fiもないけれど、夜は来るので星空とか見ています。
青森もなかなかの夜空をお持ちです。
徳之島もきれいな夜空でした。徳之島組ならわかると思うけど、家の裏の海岸の防波堤で夜空見たよね?
口惜しきは、この夜空を伝えるには言葉では難しく、綺麗に写そうとも、自分の瞳以上の媒体がないことです。(かっこいい!)

追伸2
地震がありましたが、住吉は生きています。J-アラート、スリーコール以内に目を覚ませました。

追伸3
新専門医制度がようやく現実味を帯びてきた感が。どうしたものか。情報収集しなきゃなとおもって、10月が迫っている。

追伸4
「9月には帰らない」 松任谷由美のアルバム、紅雀に収録。