いつもだなんて言わないで。

2018年02月06日

2年次研修医、住吉です。

初期研修も2月に入り、残り2か月となりました。2年も長いなと思った初期研修も、こうなれば早いもんだななんて思っちゃいますね。

僕は2月からは総合診療部で研修しております。今回で3回目の総合診療です。
1回目は1年生の6-7月でした。そのころは多数の症例に能力がおいつかず、色々な人に迷惑をかけたのだと思います。
2回目は2年生の6月ですね。そのときは1年次白須Dr、松島Drの上でふんふんいばっていただけな気もします。
3回目の今回は、1年次崎山Drとの2人総診です。なんとなく、初期研修のまとめになればと思っています。

徳之島で4-5月に地域研修にいったときに、総合診療やっぱおもしろいなと思い、2018年はまるまる総合診療に費やすことにしました。今まではとにかく回すことに必死でしたが、ちょっと背伸びして、クオリティーも求められるようになればと思います。

いろんな学生さんがちらほら来る季節になりました。住んでみると、やはり北海道に来るなら冬だなと感じます。ぜひとも皆様おこしください。

ではまた。

追伸1
寒すぎて、家から出たくない日が多い、札幌のこのごろです。そうなると僕みたいなfatty manはピザを頼む割合が増えます。北海道のピザ屋さんは車で来てくれるので雪の日でも安心です。好き好き大好きピザ屋さんです。
昨日も私はピザを頼みました。ピンポンが鳴った時は、まるでそれが世にもたらされた福音を聞いたのかと聞き間違うほどです。
ドアを開けたとき、配達マンはこういいました。

「いつもありがとうございます。ご注文の〇〇ピザと・・・」

私は絶望しました。

皆さんどうかわからないですが、私はこの、いつもありがとうございますを受け付けることができません。
馴染みのBARでのいつもありがとうございますではありません。例えば、コンビニなどのチェーン店で、無機質な日常を送っている中での、いつもありがとうございますが、ダメなのです。
人との関わりを最小限にしたい、機械相手でもいい場所に、人間味を出されることが耐えられないのです。
おそらく、お前はコンビニばかり来ている奴だ、お前はチェーン店ばかりいくやつなのだ、お前はピザばかり頼むやつなのだ、と、言われているような錯覚に陥っているのでしょう。

明らかにおかしいのは私だとわかっています。しかし、いつもありがとうございますといわれたコンビニに、私は2度と行かない、と決めているのです。
でももし、この声が届くなら、できればピザの人、無機質な言葉だけで、事務的な内容だけで、私と接してくれればよかったのに。さよなら。もう2度とあの味が食べられないかもと思うとつらいですが、しばらく会うこともないでしょう。

追伸2
いろんな人がこのブログ読んでくれているみたいですね。いつもありがとうございます。
しんしん

2018年01月25日

2年次研修医、住吉です。
みなさん生きてますか。なんか各地、すっごく雪降ってるみたいですね。
札幌は平常運転です。いや、僕ぐらい繊細だと、いつもより寒いことに気が付いていますが、札幌の原住民の方々は、多分気温変化に気づいていません。ネガティブ・ミーンな平常運転です。
それどころか、テレビで東京都市部、交通が大混乱、なんて出たときには、自慢大会が始まります。

「えーこんなので電車とまるんだ。東京の人ってよわいねー」

「集団下校!?じゃあ僕たちなんて毎日途中帰宅だね。」

「これくらいなら雪に入らないよねー」


いやいやいやおかしいだろ。いくらなんでも雪には入るだろ。
こっちの人は雪や寒さに特化しすぎて、感覚がマヒしすぎています。それだけならまだいいです。
しかしながら、まだ札幌に移って間もないような研修医や看護師さんすら同じようなことをいってる始末です。
なんてこったい。

気持ちはわかります。いわゆるエセ関西弁現象とおなじです。
関西にいままで住んだこともない人が、引っ越してから1か月かそこらで、謎のイントネーションの、関西弁っぽい言葉を発するあれです。
人間というのは簡単に環境に染まります。そして、その何十倍も過ごしてきた以前の環境を、まるで夢だったかのような速さで忘れることができます。
北海道の外で過ごしてきて、いったいいつあんなに雪が降ったというのでしょう。
初心忘るるべからずとは、まさにこのことですね。

その点私は、徳島の寒さや雪の具合を覚えています。客観的にこの雪は降りすぎだ、この寒さはいつもより寒いと気づくことができます。確かに仕事中は標準語ですが、これは徳島を忘れたわけではなく、戦略的忘却です。

つまり、私はとっても芯の通った人間だということがわかります。一説では、りんご、えんぴつに次ぐ芯の持ち主と噂されるほどです。

これから国試を迎える6年生の皆様。最後この時期に、信じられるのは、メックの講師や賢い友達ではありません。自分自身です。周りがどれだけ騒ごうと、わけわからんとこ勉強しだしても、芯をしっかり、自分の信じた道をあるいてください。どこ歩いてても、ゴールにたどりつけばこっちのもんです。

病院見学に来る5年生の皆様。どうぞいろいろな場所にいって、働く自分の姿を想像してみてください。
進路を決めるのは教授や親ではなく(一部の人はそうかもだけど)、あなた自身のはずです。2年間で人生変わります。マジです。まだ焦る時期ではないです。十分悩みましょう。決まってしまえば、あとはやるだけです。

りんごや僕みたいになれとはいいません。せめてトイレットペーパーやキャベツを目指して、頑張ってください。
ではまた。


追伸
ヨーグルトって乳酸菌入ってますよね。でも見たことあります?ある本でそんなこと書いていて、実際に見てみました。食べる気なくしたらごめんなさい。
青っぽい細長いのが、多分乳酸菌(Lactobacillus spp.)
他の菌がいる??そんなの知らん。

某ヨーグルトのグラム染色↓


yo-guroto.jpgのサムネール画像
CPVS

2018年01月22日

こんにちは、1年次研修医の崎山です。

ただいま研修病院説明会のため東京に来ておりますが、現在東京は4年ぶりの大雪に見舞われております。ニュースで大雪警報とみて、外に出るとあれっ、別に大したことないじゃんと思ってしまいましたが公共交通機関は大混乱してます。沖縄出身の私も1年ほど札幌に住んでだいぶ感覚が麻痺しておりましたが、ふつーに考えたらこれは大雪ですよね。。。
あしたは当直。千歳行きの飛行機が無事にとぶことを祈りつつ寝ることにします。



さて、先日は昨年に続き「バイタルサインからの臨床診断」の著者でおなじみの入江先生によるCPVS(clinical Physiology of Vital Signs)が開催されました。
入江先生のレクチャーは非常に面白く、あまり寝れない当直明けでもほとんど眠気に襲われることなく終わりました。
合言葉の「カテコラミンリリース」からショックの分類、呼吸のみかた、さらにレクチャー後には身体所見のミニレクチャーまで開いて頂きました。
どんな患者でも必ず測るバイタルサイン。CPVSで学んだことを明日の当直から早速取り入れてみようと思います。

IMG_0498.JPG
前列中央:入江先生 「カテコラミンリリース」のポーズで

IMG_0456.JPG
講義後の身体所見レクチャー




近況

2018年01月15日

あけましておめでとうございます(遅)
一年次研修医の崎山です。

年末のブログで、2018年は二年次住吉先生並にブログを書くと宣言しましたが、その後いつの間にか住吉先生は3回も更新されていたようで、追いつくのは無理だなと早くもあきらめております。
どうやったらあんなに文章書けるのか教えて欲しいです。
住吉先生、この記事をみたら僕に文章書くコツを教えてください、切実に。。。

今回は研修の近況報告を

さて、麻酔科ローテがあと2週間をきりました。
当院の麻酔科は上級医の先生方がとても優しく、また非常に丁寧に指導をしてくれます。麻酔導入、挿管、抜管、Vライン、Aライン、CVC留置、脊椎くも膜下麻酔、末梢神経ブロックなどなどの多彩な手技もほとんどさせてもらえます。これまで主に救急当直の場で手技を行うことが多かったのですが、麻酔科ローテで2ヶ月間みっちり指導していただいたおかげで、手技の過程のひとつひとつのポイントやコツがだいぶ染み付いてきたように思えます。今までうまくいかなかったところも先生方のおかげで成功体験を重ねることで自身につながり、非常に有意義な研修ができています。
また、麻酔科の面白いところとして、生理学から考えて循環管理や呼吸管理といった全身管理を行い、薬剤投与などの処置がすぐに反応として現れ、かつ常に隣りにいる上級医からフィードバックがいただけるため非常に勉強になりました。
当院の歴代研修医で麻酔科に進んだ先輩方も多く、麻酔科志望の学生さんにはオススメの研修病院と思うので、ぜひ見学にいらしてください。

そしてあと2週間後からは総合診療部ローテが始まります。1年目での研修の集大成+次の1年目を迎える直前期での絶好の成長チャンスです。1年目はぼくひとり、2年目の住吉先生とのローテなので、先輩の知識や技術を盗めるだけ盗みます。また総診の仕事の様子を後日ブログにアップしますね。


p.s. ① 自己紹介していない1年目は早く紹介文を僕に送ってください。
p.s. ② 結局今シーズンはまだスキーに行けてないので誰か一緒に滑りましょう。

La Roue de Fortune

2018年01月09日

2年次研修医、住吉です。

先日のこと。

徳島からお客様が札幌にいらして、一緒にお寿司を食べました。
カウンターと、一席だけテーブル席のあるような小さな店でしたが、おいしい寿司を食わせてくれるお店でした。

私たちのほかに、若い男女の方がいました。大阪から来ているようでした。

そこでふと、「もしかして徳洲会の先生じゃないですか」と尋ねられました。

みんなどうかわかりませんが、基本的には私は外で仕事の話をしませんし、しても医師だとわからないようにしゃべるよう心掛けています。たぶん。
普段なら、適当に誤魔化すのですが、旅行者に聞かれたのは初めてだったので、どうしてそう思ったのか聞いてみました。

去年の冬ごろ、その女性は一人で雪まつりに来ていたそうです。
ある症状で当院搬送され、私が対応しました。幸い入院することなく、大阪の病院へ紹介状をお渡しして帰宅となった症例です。その話を聞いて、あっ!あの症例か!と思い出しました。仕事中標準語の私ですが、相手が関西弁だったのでこちらも関西弁で救急対応した症例です。

しかし、まあ、僕の姿をみて、あの時の医者だ!とよくわかったなあ。
まあ私のフォルムが特徴ありすぎってのはおいといて、やっぱり患者様はこっちが些細と思ってしまっていることも覚えているもんだなと実感しました。
話を聞くと、思い出すのですが、相手の顔みただけでは、救急症例ってなかなか覚えていないもんです。
しかし、1年前の住吉よ。結構丁寧に対応したな。おかげで感謝されたぞ。

世間は狭いとは誰かが言いましたが、その狭い世界で、少しだけ自分の行いがフィードバックされてうれしかった、という話です。もちろん出会っていないだけで、その逆もまた然り、なのでしょう。
しかし初めていった寿司屋で、しかも向こうは旅行で来てて、確率でいくと、宝くじあたるくらいのもんじゃないですか?誰か3億くださいな。

運命の輪の粋な計らいに微笑みつつ、今日もこれから札幌の平和をお祈りしてきます。

ではまた。