第1回EZO-GIMERについて

2013年06月13日


救急や総合内科を志望する学生、初期研修医は少なくありませんが、実際の救急医、総合内科医が身近にいないというのが実際ではないでしょうか。


日本の救急、総合内科の先駆者である寺澤秀一先生を、福井からお招きします。それを機に、北海道内で働く救急、総合内科の先生方に声をかけて、明日からすぐに現場で役立つレクチャーをしていただく企画を救急科で立てました。


一つには、勉強という意味ですが、一つには、実際にこういう人が、こういう救急、総合内科の仕事をしているんだということを知って欲しい、さらにもう一つには、同じ志を持つ仲間がこんなにいるということを感じて欲しい、そういう狙いを持っています。


学生さんにとっては貴重な夏休みの時間かもしれませんが、これだけの話ができる講師が揃う場面はめったにないと自負しています。将来救急、総合内科を志す人にも、またそうでなくても北海道で働く限りは、地方で全科当直から逃れられる人は少ないでしょう。どうぞ、ふるってご参加下さい。


東徳洲会セミナーポスター.jpg

レジナビフェアin東京 2013

2013年06月13日

レジナビフェアin東京 2013の特別企画 スペシャル講演に当院の救急科 松田知倫医長がパネラーとして参加しますので、是非ご参加ください。

また当院も「北海道ブース」から出展します。

日時 2013年7月14日(日) 10:00 ~ 17:00

会場 東京ビッグサイト 東4・5ホール

◆タイトル:「安全な救急研修のためにできること」
◆座長:志賀 隆 先生(東京ベイ・浦安市川医療センター 救急部長)
◆パネラー:松田 知倫 先生(札幌東徳洲会病院)、西川 佳友 先生(トヨタ記念病院)、佐藤 朝之 先生(市立札幌病院)
◆講演時間:13:00~14:00
◆定員:100名 ※先着順

みなさんは「安全な救急研修のためにできること」といえば何を思い浮かべますか?
どんな研修施設に行っても役に立つ、救急研修の心得を伝授いたします!

座長やパネラーの先生方が診てこられた症例の中からいくつかの症例をご紹介いただき、問題点や、どのように診断すべきかを一緒に考えるパネルディスカッションです♪

詳しくはこちら

   ↓

http://www.residentnavi.com/rnfair/details.php?smno_id=10298

当院単独の臨床研修説明会を開催します!

2013年06月12日

当院単独の臨床研修説明会を旭川と札幌で開催致します。

【旭川会場】

(日時) 平成25年6月26日【水】

(会場) 旭川グランドホテル 

(交通費・旭川会場のみ) タクシー代を上限1,000円まで支給致します。必ず領収書を持参してください。出来るだけ乗合で来てください。

【札幌会場】

(日時) 平成25年6月28日(金)

(会場) 札幌グランドホテル

【旭川・札幌両会場】

19時00分~19時30分 説明会 

(当院の研修内容を詳しく説明します。プレゼンターは大学の先輩研修医です)

(救急科 松田医長から救急についての全般的なレクチャーを致します)

19時30分~ 21時00分 懇親会

【事前の申し込みは必要ありません】

【会費】 無料です・軽装でお越し下さい

(2次会)2次会も予定しています。説明会に参加できない学生の方は2次会から参加してください。

会場は未定ですので、参加ご希望の方は事務担当者(永井)まで連絡をお願いします。090-2877-5603

 

 

旭川医大.jpg北大・札医.jpg 

 

 

当院のマッチング情報

2013年06月12日


学生さんから「東徳洲会って結構倍率高いんですよね」「自分なんかどうせ無理だと思って」という話を聞くことがたまにあります。平成20年から6年連続フルマッチではありますが、何をもって高いと考えるかは人それぞれでしょう。受ける病院が1つだけという学生さんもそういないと思います。

データは下記の通りですが、受験者数に対する定員は2倍から2.5倍以下、中間発表の1位の数では同数ないし1-2名多いという程度です。興味があるのであれば最初から諦めるほどではないのでは、と個人的には考えます。噂だけではなく見学に来て、現場で働く研修医を実際に見てもらえたら幸いです。
文責:研修委員長 松田知倫   

問い合わせ:医師・研修医対策室 事務担当 永井司
nagai@higashi-tokushukai.or.jp

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当院のマッチング定員、受験者数など

実録 救急外来24時

2013年06月11日

(少々患者背景などを変更しています)

「先生、Murphy陽性という触れ込みで来た患者さんなんですが」
「胆のう炎ぽいのかい?」
「実はMcBurneyも陽性なんです」
「何、アッペっぽいわけ?」
「エコーで水腎かどうか見て下さい」
「そっちかよ」
「やっぱり穿孔だったら恐いので造影CTを」
「穿孔だったら何だって?」
「いえ、消化管穿孔の疑いがある・・・・いや、ないです」
「腹部は固くなく、反跳痛なく、tapping painもなく、筋性防御もなくて、踵もどんどん落とせると一通り確認したとは、さすがだね」
「えぇ、まぁ、そ、そんなとこです」
「ところで診察したけど、このMurphy陽性の人は尿管結石でいいと思うよ。座薬入れておこうか」
「ボルタレンでいいですか」
「いいよ、何ミリ使うの?」
「体格と年齢から考えて、ボルタレン50mlにします」
「いや、50mgだから」


「先生、この左脇腹痛の患者さんなんですが」
「さっきの人と同じく石でいいわけ?」
「CVA叩打痛は左で陽性で」
「いいじゃないの」
「左上腹部痛も軽度あって」
「後腹膜にある腎を前から押して圧痛があるのは考えづらいよね」
「尿が出ないというので、待ってる間に採血をしてみるとアミラーゼが」
「感度8割だから、アミラーゼが正常だから膵炎は否定的です、とは言えないけど、上がってるならラッキーじゃないの」
「じゃぁ、消化器コンサルトでいいですか」
「CT撮ろうよ」
「わかりました、説明して造影の同意書もらってきます」
「それで、黄疸はあるわけ?」
「確か、この人は、なかったような」
「それって実は見てないだろ」
「今見ます」
「胆石膵炎ならERCPになるから、胆道系とか黄疸とか見たいよね」
「そうなんですよね、今言おうと思ってたんですよ」
「で、薬剤性とかアルコール性とか、問診としては何っぽいの?」
「確か、この人は、えっと」
「今聞いてないのは別にいいから、これから聞いて来いよ」


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きれいなお姉さん(手前)は、最近オウム返しを覚えました

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オウム返しをする相手は、患者さんではなく指導医です。マスクをします。