2013年07月09日
いつまでも補助輪をつけておくわけにはいきませんが、いきなり外しても転ぶだけでしょう。後ろについて支えることで転ぶことは避けられますが、その手を離すタイミングがいずれ来ることでしょう。
スピードがつくまでは、手がかかりまくりですが、押しつつ支えつつで大変です。少し慣れてくれば、時々手を離していつつ「大丈夫だよ、支えているから」と口では言うこともあるかもしれません。ふらふらしていれば、大事に至る前には手を差し伸べます。もちろん、たまに転んで泣くことだってあるでしょう。
支えているかが心配で後ろを振り返ってばかりなら、前方不注意でかえって危険です。後ろでしっかり見守る体制と、もうちょっと補助輪つけておいたら楽なんだけどな、と思いつつも外してしまう文化があるのが当院です。研修医たちの膝小僧には、擦り傷が絶えませんが、しっかり前を見て進んでいる証です。
研修委員長